失敗しない白内障手術クリニックの選び方眼科医が教える7つの確認ポイント

このページの要点

1. 自院で白内障手術を行っているか

最初に確認すべき点です。眼科クリニックの中には、診察や術後の経過観察は行うものの、手術そのものは提携する病院へ紹介する方針の施設が少なくありません。当サイトの調査では、東京都内の眼科786施設のうち自院で白内障手術を行っているのは579院、残りの207施設は紹介型でした。紹介型の施設が悪いわけではなく、かかりつけとして相談し、手術先を紹介してもらう選択肢もあります。ただし「近所のこの眼科で手術まで受けたい」と考えている場合は、公式サイトの診療案内や当サイトの対応状況バッジで事前に確認しておきましょう。

2. 執刀医と手術実績(症例数)

白内障手術は術者の経験が結果に影響する手術です。施設の症例数だけでなく、実際に執刀するのは誰か、その医師の年間件数はどのくらいかを確認します。年間の手術件数を公式サイトで公開している施設は、それだけ手術に力を入れている目安になります。院長以外の医師が執刀する場合や、非常勤医師が担当する曜日がある場合は、事前に説明があるかどうかも判断材料です。

3. 眼内レンズの選択肢

単焦点レンズだけでなく、乱視矯正(トーリック)や多焦点レンズにも対応しているかを確認します。多焦点レンズを希望する場合は、その施設が「選定療養」の届出をしているか(届出施設なら手術の基本部分が保険適用になり、追加費用のみ自己負担)も重要です。ただし、多焦点を強く勧めるだけで単焦点の利点を説明しない施設は注意が必要です。目の状態や生活スタイルによっては単焦点の方が満足度が高いこともあり、両方の利点・欠点を公平に説明してくれる施設を選びましょう。詳しくは単焦点と多焦点の選び方をご覧ください。

4. 費用の透明性

保険診療の手術費用は全国共通ですが、多焦点レンズの追加費用、術前検査、術後の点眼薬などを含めた総額の目安が公式サイトや説明資料で明示されているかを確認します。自由診療の金額が「要相談」としか書かれていない、あるいは説明時に初めて高額な費用を提示される施設は避けた方が無難です。費用の相場は費用の記事にまとめています。

5. 通いやすさ(術後の通院回数)

白内障手術は手術当日だけでなく、術前検査、手術翌日、1週間後、1か月後、3か月後といった複数回の通院が必要です。両眼を別日に手術する場合はさらに増えます。術後は運転を控える期間があるため、公共交通機関や徒歩で通える距離かを現実的に考えましょう。当サイトの各施設ページには最寄駅と路線を掲載しており、駅から探すページも用意しています。

6. 説明の丁寧さと相談のしやすさ

手術前の説明で、手術の方法、レンズの選択肢、リスク、術後の生活について十分な時間をとって説明してくれるか、質問しやすい雰囲気かは、実際に受診してみて初めてわかる部分です。2〜3院に絞って実際に相談し、納得できる施設を選ぶのが確実です。セカンドオピニオンを嫌がる施設は避けましょう。

7. 緊急時・合併症への対応体制

まれではありますが、術後に感染や眼圧上昇などの合併症が起こることがあります。夜間・休日の連絡先が明示されているか、必要時に連携する病院があるかを確認しておくと安心です。緑内障や網膜の病気を併発している方、糖尿病などの全身疾患がある方は、総合病院や大学病院での手術が適していることもあります。

Google口コミの正しい見方

当サイトでは、白内障手術に対応する施設についてGoogleマップの評価(星の平均と口コミ件数、2026年9月19日時点)を掲載しています。見るときのポイントは次の3つです。

迷ったときの進め方

  1. お住まいの区市または通いやすい駅から、自院で手術を行う施設を2〜3院ピックアップする
  2. 各施設の公式サイトで執刀医・症例数・レンズの選択肢・費用の記載を確認する
  3. 実際に受診して検査と説明を受け、納得できる施設で手術日を決める

かかりつけの眼科がある場合は、そこで紹介先の相談をするのも確実な方法です。