公開 2026年9月19日 更新 2026年9月19日 監修:眼科専門医(東京都内で白内障手術を執刀する現役眼科医)

白内障手術は日帰りと入院、どちらを選ぶ?

この記事の要点

日帰り手術が主流になった理由

白内障手術は切開創が2〜3mmと小さく、点眼麻酔で行えるため、術後すぐに歩いて帰宅できます。かつては1週間程度の入院が普通でしたが、現在は手術技術の進歩により日帰りが標準となり、東京都内では眼科クリニックの大半が日帰りで行っています。当サイトに掲載している白内障手術対応579院の多くもクリニックでの日帰り手術です。

日帰りと入院の違い

日帰り入院(1〜3泊)
手術の内容同じ(超音波乳化吸引術+眼内レンズ挿入)
術後の管理自宅で点眼・安静。翌日に通院看護師が点眼・観察。翌日の診察は院内で
付き添い当日の送迎があると安心不要な場合が多い
費用手術費用+外来費用手術費用+入院基本料・食事代(数万円)
主な施設眼科クリニック、一部の病院総合病院、大学病院、一部の眼科専門病院

入院が適しているケース

日帰りで受ける場合の準備

  1. 手術当日は運転できないため、公共交通機関か家族の送迎で来院する
  2. 点眼薬の種類と回数を事前に確認し、家族にも手伝ってもらえるようにしておく
  3. 夜間・休日の緊急連絡先を確認しておく
  4. 翌日・1週間後の通院日程を確保する

手術当日の流れは白内障手術の流れ、術後の過ごし方は術後の生活と注意点をご覧ください。

費用の差

入院すると入院基本料と食事代が加わり、1泊で1〜3万円程度(3割負担)上乗せされます。ただし高額療養費制度の上限に達している場合は、上乗せ分の多くが払い戻しの対象になるため、実際の差は限定的です。差額ベッド代(個室料)は制度の対象外なので注意してください。費用の全体像は費用の記事にまとめています。

どこで受けるか迷ったら

白内障以外に目の病気がなく、全身状態も安定していれば、手術件数の多い眼科クリニックでの日帰り手術で問題ありません。上記の「入院が適しているケース」に当てはまる方は、かかりつけ医に相談して総合病院・大学病院への紹介を受けましょう。当サイトのクリニック一覧では「大学病院・総合病院のみ」で絞り込むこともできます。

この記事に関するよくある質問

Q. 白内障の日帰り手術は安全ですか?

日帰りでも入院でも手術の内容は同じで、安全性に差はありません。日帰りが標準となった現在、都内の大半の施設が日帰りで行っています。術後の管理を自宅でできるかどうかが選択のポイントです。

Q. 一人暮らしでも白内障の日帰り手術はできますか?

可能です。ただし手術当日は付き添いや送迎があると安心で、点眼を自分で正しくできること、翌日以降の通院ができることが条件です。不安があれば入院手術も選択肢です。

Q. 白内障手術の入院期間はどのくらいですか?

片眼で1〜2泊、両眼を続けて行う場合で3〜5泊程度が一般的です。病院によって異なります。

本記事は、東京都内で白内障手術を執刀する眼科専門医が内容を確認しています。記載している費用は2026年時点の診療報酬・一般的な相場にもとづく目安で、施設や条件により異なります。個別の治療方針は必ず担当医にご相談ください。